「GLA随想」は2013年5月~2014年4月にかけて「GLAを憂う元会員」氏が発表されていたブログです。作者がコピーは自由であると表明されていたので、コピーを公開させて頂きます。
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5月23日のブログでは、「様々な問題の根底には共通のテーマというものが横たわっている」と書きましたが、「共通のテーマ」とは何であるのか例示しないのは不親切かもしれません。
私は、「共通のテーマ」の一つとして、「事務局の中にセクショナリズムが蔓延していること」が挙げられるのではないかと考えます。
つまり、職員の皆様は、自分自身の直接的な職掌範囲には関心を持たれているけれども、職掌範囲から外れたことには無関心になってしまい問題が見えない、あるいは問題が見えたとしても口に出さない、という態度を取ってしまわれるのではないでしょうか。「お世話構造の十年ヴィジョン」についても、もし途中で職員のどなたか一人が警鐘を鳴らしておられたら、今日まで放置され続けることは無かったのではないでしょうか。
私は、職員の皆様には、職掌範囲のみならずGLA共同体の動向全般について注意を払って頂くことが呼びかけられているのではないかと思います。そして、問題と思われることを発見された場合には、担当者と対話して頂くなどの対応を取って頂く必要があるのではないでしょうか。一人一人の智慧には限界がありますが、職員の皆様の間で職掌範囲を超えた「智慧の交換」が果たされれば、GLA共同体が果たす具現の全般において、レベルが向上してくるように思えます。
以上のように考えましたとき、「高橋佳子先生は過去に同じ事を職員の皆様に指示されたことは無かったのだろうか?」とふと考えました。
もし「指示されたことがあった」と仮定しますと、「お世話構造の十年ヴィジョン」が放置され続けたということは、「先生のご指示は、一人の例外もなく、職員の皆様全員によって無視され続けた」ということになるのではないでしょうか。
「GLA随想5」のレポートでは、会員の皆様に「押し上げる力の結集」を果たすことを提案させて頂きました。実際に押し上げる力を結集させてゆくためには、ネットワーク上に会員専用のコミュニティを設けることが望ましいものと考えられます。最近、GLAのホームページを拝見しますと、「GLA公式Facebookページ」というものが設けられたようであり、これは一見すると押し上げる力を結集させてゆくために好都合な介在であるかのように見受けられます。
しかし、当該ページのガイドラインを拝見しますと、「本ページは、GLAの活動のご案内と報告、会員同士の軽快なコミュニケーションの「場」を提供することを目的として作成されたものです」「本サービスは、GLAの活動に関する質問・回答を行う場ではありません。当ページの管理者も、こういった質問・コメントに対する回答は行いません」とあります。これでは、本ブログにあるような話題について議論することができなくなります。
このガイドラインに示された「目的」について考えてみますと、「GLAの活動のご案内と報告」については、従来の会員用ホームページで事足りるのではないでしょうか。また、「会員同士の軽快なコミュニケーションの「場」を提供する」というのは、「全く意味が無い」とは言えませんが、さほど必要性の高いものではないと思われます。
このように考えますと、公式Facebookページがそもそも何のために設けられたのか解らなくなってしまいますが、当該ページは高橋佳子先生のご指示により設けられたものと思われますので、やはり相応の目的がある筈ではないかと考えます。
おそらく、将来は当該ページにてGLAの活動に関する議論が解禁され、様々なテーマについて会員の皆様が自由に意見交換できるようにすることが予定されているのではないでしょうか。但し、現時点では解禁する時期ではない、ということではないかと思います。
逆に、現時点でGLAの活動に関する議論を解禁すると、何が起こるかを考えてみたいと思います。その場合、このブログで取り上げた「お世話構造の十年ヴィジョン」「7つのプログラム」等に関する様々な問題について、議論が湧きあがることは必至ではないでしょうか。そうしますと、「これらの問題が生じた過程を仔細に後智慧するとともに、対策を立案し、全会員に公開するように」との会員の皆様からの催促が相次ぎ、職員の皆様は、その対応に追われることになるでしょう。
私は、そのことはGLAにとって必要なことであると思っておりますし、そもそも私がこのブログを開設した目的も、会員の皆様に世論を形成して頂き、押し上げる力を結集して頂くことによって事務局に変革を促すことにありました。
しかし、様々な問題の根底には、「共通のテーマ」というものが横たわっているのではないかと思われます。この共通のテーマにメスを入れることなく個別の問題に対応してゆくようなことをしますと、形を変えて同じような問題が今後とも起こり続けることになるでしょう。
この共通のテーマを見出して対峙してゆくためには、ある程度の期間が必要なのかもしれません。現時点でGLAの活動に関する議論が制約されているのは、その期間内には催促が来ないようにと、先生が配慮して下さったのではないかと思われます。
本レポートでは、「歴史の整備」に関して「GLA随想1,2」のレポートでは触れなかったことを触れさせて頂くことにしました。
本レポートを発表するかどうかについては、大変に迷いました。それは、本レポートはGLAの歴史の悲しい側面に触れることになり、多くの方々に「とらわれ」を引き起こす縁になってしまうように思われたためです。
しかし、今後、在家の会員の皆様にもGLA共同体の様々な方針の立案に関与して頂く必要性があるのではないかと考えます。GLA共同体の方針を検討するにあたっては、GLAの歴史の悲しい側面についても知って頂くとともに、「GLAの三つの柱」すなわち「人」「理」「場・システム」のバランスを取ることの大切さを心に落として頂く必要があるのではないかと思われました。
そこで、様々な制約が生じることは承知の上で、本レポートを発表させて頂くことにしました。
本レポートでは、GLAと法華経の関係を明かし、新たな伝道のあり方について提言します。
日本では法華経信仰が盛んであり、法華経信仰をされている人は何千万人もおられるのではないでしょうか。その方々に対して、「GLAこそが法華経の理想を体現する団体である」と呼びかけることが「新たな伝道のあり方」ではないかと考えます。
それは、7つのプログラムが完遂された後に実現してゆくことですが、有志の方々に基礎研究などの準備を現段階から進めて頂くことが妥当と思われましたので、発表させて頂くことにしました。
7つのプログラムについては、ぜひ会員の皆様に実現して頂きたいと思いますが、最初に実現して頂くことは何か、ということを検討して頂く必要があります。
それは、「通信ネットワーク環境の整備」に関する、次のテーマではないかと考えます。
「高齢者や病気の方など四聖日などの場に足を運んで頂くことが困難な
方々については、自宅等への映像配信システムを活用して、自宅等にて
集いに参加して頂けるようにする」
本レポートでは、このテーマを優先して頂きたいと考える理由と、その後の
進め方について、私の意見を発表させて頂きます。